京手描友禅・染匠産地は、消費者の和装に関する生活意識の変革、消費の低迷及び市場規模の激減、そして2020年2月に始まったコロナ禍の激変により、危機的状況を招いています。
京手描友禅・工芸染匠は、多様で高度な技術技法を活かし、あらゆる消費者ニーズに対応出来る小ロットの商品生産、究極的には一点一作生産体制が強みです。本事業では、このように究極のオリジナル商品・1点1点のデザイン・意匠・色彩がすべて異なる商品を提供できる特徴を生かし、世界市場に向けた商品創りを提案し、新市場開拓を目指します。
ついては、京手描友禅・工芸染匠が今まで直接的なターゲットとはしていなかった海外向けの新商品開発と、実現可能な新市場進出に向けて、計画を推進しています。
※京手描友禅により染色したサリー(一例)
京手描友禅を取り扱う染色事業所が「新事業分野開発」にかかわるテーマを設け、自社の研鑽を商品群としてアピールする新作を開発しました。
展示発表会では、京友禅サリー・京手描友禅ドレス・京友禅インテリア商品・和装品などの創作品を発表します。
サリー・プロダクト開発・海外市場開拓プロジェクト
サリーはインドの民族衣装であり、日本の民族衣装としての着物との接点を探るべく「京友禅サリー」を開発しました。インドは経済大国としての可能性を大きく含んでおり、世界各国にインド文化を持つ人々が生活していることから、潜在的な市場は大規模です。京手描友禅の真価をインド社会に問いかけたいと考えます。
京手描友禅フルオーダーメイド・ドレス生地による新市場開拓プロジェクト
京手描友禅製品は、高度な技術と洗練された意匠力によって、歴史的に1点1作主義で生み出されてきました。その本来のアイデンティティである強みを生かして、消費者皆様の好み・感性を反映させるオートクチュール・ものづくりをご覧ください。
京友禅によるインテリア新商品開発&インバウンドマーケットプロジェクト
京都の伝統と高度な技術を融合し、そのスキルを十分に発揮できる商品として、インテリア等の新商品開発を実施しました。海外市場およびインバウンド向けの商品として、個々の消費者の好み・感性を反映させました。
京都工芸染匠協同組合
〒604-8217
京都市中京区六角通新町西入西六角町97番地 染匠会館5階
Tel 075-221-1713
E-mail admin@sensho.or.jpへメールする
HP http://www.sensho.or.jp/
京都工芸染匠協同組合
京都府
※本事業は、2022年日本・南西アジア交流年周年事業の認定を受けています。